バッハ&ショスタコーヴィチ/プレリュードとフーガ Vol.1- オリ・ムストネン

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バッハの「平均律」とショスタコーヴィチの「プレリュードとフーガ」を混ぜて、1つの作品にしてしまったというアルバム。

ただごちゃ混ぜにしたのではなく、調性に考慮して並べられているので、確かに時代を隔てた2人の作曲家の作品にも関わらず、違和感なく聴ける。

しかし特筆すべき点はその個性的な作品の配列よりも、ムストネン特有の研ぎ澄まされたタッチだろう。とにかく鋭い。グールドを思わせるノン・レガート奏法で、各声部が明瞭に浮き上がってくる。