My Song – Keith Jarrett Quartet

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最近ではキースの活動は完全即興のソロ・ピアノ、スタンダーズ・トリオ、およびクラシックに収斂しているが、70年代はバンドを率いてオリジナル曲を数多く発表していた。これはその頃の名盤。全曲キースのオリジナル曲 。

ジャズメンの演奏だが、かなりフォークの要素が強いと感じる。素朴で美しい旋律が多く、とても聴きやすい。

筆者が特に気にいったのは、タイトル曲の”My Song”と”Country”。 ”My Song”はシンプルな旋律をサックスが朗々と歌い上げる。心安らぐ演奏だ。キースのバッキングも美しい。”Country”はその名の通り、カントリー・ミュージックの要素が強い作品。どちらも後年のソロ・コンサートの片鱗が微妙に垣間見られる気がする。

キースのほかのアルバムとは一味違った、独特な味わいのある作品だ。