ブラームス:VN・ソナタ1&2 – クレーメル/アファナシエフ

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クラシック界の鬼才・クレーメル(ヴァイオリン)とアファナシエフ(ピアノ)によるブラームス。極めて美しい旋律を表情豊かに歌い上げる。2人の相性もいいような気がする。

1番の「雨の歌」は、ポピュラー音楽でおなじみのベース順次下降ラインによるコード進行が特徴。それ故、クラシックファンでなくとも親しめる。 昔、とある音楽の先生が、「このコード進行はポピュラー音楽には数え切れないほどあるけど、ブラームスのこの曲にかなう旋律はない!」と語っていたことがある。まあ、どの旋律が好きかは人それぞれだが、確かにこの「雨の歌」が極めて美しい旋律であることには違いない。

第2番は跳躍進行による主題が魅力的な曲。筆者が感じるところでは、オクターヴ+1度すなわち9度の進行は、こみ上げる気持ちを高らかに歌い上げるために使われることが多い気がするのだが、これもまさにそんな感じだ。心に染みる。

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