メセニー・メルドー – ブラッド・メルドー&パット・メセニー

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パット・メセニー(ギター)とブラッド・メルドー(ピアノ)が一緒にやってるから「メセニー・メルドー」。大変分かりやすいタイトルだ。

ジャズギターのベテラン、パット・メセニーとジャズピアノの若き大物、ブラッド・メルドー。お互いがリスペクトし合う関係だったらしいが、遂に共演に至った。 全曲2人のオリジナル。

ブラッドはピアノ・トリオのアルバムでは対位法的アドリブを聴かせ圧倒するが、ここではそれほど超絶技巧を見せ付けるわけではない。ピアノとギターというコード楽器同士、やや合わせるのが難しい形態だが、それぞれの奏者の持ち味を生かした心地よいデュオを聴かせてくれる。

乙女の祈り&エリーゼのために~永遠のピアノ名曲集-ワルター・ハウツィッヒ

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「クラシックのピアノ曲を聴いてみたいけど、何から聴けばいいか分からない」という人にはこれがオススメ。超有名なピアノ曲ばかり集めたまさに「名曲集」。筆者もピアノを始めたばかりのころこのCDを聴いて、「子犬のワルツ弾きたい!」とか「英雄ポロネーズ弾きたい!」と思い、ピアノにのめり込んでいったものだ。思い返せば、筆者がピアノを6歳からずっと続けているのは、このCDの演奏に憧れたことがかなり大きい。それくらいピアノ曲のよさを存分に引き出した名曲集だ。

《エリーゼのために》のような初心者が憧れる曲や、上級者でも演奏困難の《英雄ポロネーズ》まで、スケールの大きな演奏が展開される。

ショパン:ピアノ・ソナタ全3曲- シプリアン・カツァリス(ピアノ)

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ベートーヴェンの交響曲のピアノ版(リスト編曲)全集で注目を集めたカツァリスによるショパンのソナタ。ここでも優れた技巧が冴え渡る。

このCDの大きな特徴は、あまりかえりみられることのない、《ソナタ》第1番も収録されていることだろう。習作の要素が強いといわれるこの作品だが、それだけに若いショパンが行った様々な実験が垣間見られて、面白い。バッハへのオマージュともとれる第1楽章の主要主題、異例の調による再現部、第3楽章の5/4拍子など、謎に満ちた作品だ。

ヴァーチュオーゾ- ジョー・パス

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ジャズギターの名手、ジョー・パスによるスタンダードのソロ・アルバム。

筆者はギターは弾けないので、「ヴァーチュオーゾ」(高い技巧を有する名人)というタイトルの意味がいまいち分からないが、どうやらこれだけのことをギター1本で弾くというのは相当なことらしい。

超絶技巧というより、キース・ジャレットやオスカー・ピーターソンらのトリオの演奏でおなじみの有名なスタンダードがギター1本で爽快に奏され、心地よいという印象を受けた。

バンド演奏とは一味違ったよさがある。