ソロ- オスカー・ピーターソン

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初めてこのアルバムを聴いたとき、「何じゃ!!このテクニックは!!!???」とびっくりした。冒頭の曲、ガーシュインの「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー」は、チック・コリアのソロで知ってはいたが、このピーターソンの演奏はとにかく圧巻だ。

決してハーモニー的にもフレーズ的にも新しくはなく、まさに「保守的」なのだが、それにも関わらず、この人にしかない世界を見せてくれる。

ジャズのソロ・ピアノでここまで聴かせてくれる人はアート・テイタムを除いて、ちょっと見当たらない。

武満徹:カトレーン- ボストン交響楽団、小澤征爾

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日本を代表する作曲家・武満徹(1930-1996)の作品集。小澤征爾やTASHI(タッシ)など、武満の音楽を深く理解する音楽家たちにより演奏されている。まさに、武満作品の理想的な演奏の1つといえるだろう。

曲は、TASHIと小澤を念頭において作曲された「カトレーン」、作曲者自身の夢に由来しているという「鳥は星型の庭に降りる」など。

アシュケナージ リスト/超絶技巧練習曲S.139

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巨匠・アシュケナージの若き日の名盤。アシュケナージは最も幅広いレパートリーを有するピアニストの1人で、録音が非常に多い。そのどれもが質が高いので、ピアノ学習者のお手本としても最適だと思う。

そんな数あるアシュケナージのディスクの中でも、このリストの「超絶技巧練習曲集」はとりわけ輝きを放っているといえよう。完璧で豪快さと叙情性の両方を備えた演奏は圧倒的で、この曲集の魅力を最大限に引き出している。「超絶技巧練習曲集」は腕に自信のあるピアニストが録音しているが、このアシュケナージの演奏は、キーシンのものと並び、最高のものだと個人的には思う(両者とも全曲録音は残していないのだが…)。