Harrison: Piano Concerto/Suite For Violin, Piano And Small Orchestra- Keith Jarrett;Lucy Stoltzman

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キース・ジャレットがルー・ハリソンのピアノ協奏曲を演奏している。ピアノの調律は、平均律とは別の調律になっているらしい。いわれてみれば、微妙に普通のピアノとは響きが違うような…キース作品にしては珍しく、マンフレート・アイヒャーが関わっていない。ECMじゃないからね。キース・ジャレットの活動の幅の広さがよくわかる。最近、ソロとトリオしかやっていないが、80-90年代前半にはこんなこともやっていたんだな…

で、このピアノ協奏曲、壮大でいい曲だ。さすが、クラシックと世界中の音律に詳しい人ならではの美しい響きに満ちている。キースも、ソロピアノの音とは違う感じだけど、さすがのテクニック。指揮者は大友直人、オケは新日本フィルハーモニー。

作曲者と演奏者の両方が、ジャンルの壁を越えた活動をしているからこそ生まれた作品だといえる。