The Out-of-Towners – Keith Jarrett/Gary Peacock/Jack DeJohnette

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キース・ジャレット、ゲイリー・ピーコック、ジャック・デジョネットという、ジャズ界最強のトリオによるCD。他のアルバム同様やはりここでも3人の素晴らしいインタープレイを繰り広げているのだが、ジャズ・スタンダード、フリー・インプロヴィゼーション、キースのピアノソロと、ヴァラエティに富んだ内容になっている点が本作の大きな特徴である。

トラック1のIntroでは、キースの極めて美しい即興フレーズにひきこまれる。ヴォイシングが素晴らしい。そのままビートに乗ってトラック2のスウィング感あふれる演奏へ突入。軽快な演奏が心地よい。

タイトル曲のトラック4は、ブルージーな音楽だ。個人的には正直、トリオのフリー・インプロヴィゼーションは聴きづらいと感じることもあるのだが、この演奏は途中で典型的なブルース進行が現れることもあり、結構聴きやすいと感じる。

最後のキースのピアノソロは、極めて美しいバラードだ。それまでは軽快でノリのいい曲が中心だったが、最後はしっとりとしたムードでアルバムを締めくくる。