helikopter-quartett – Karlheinz Stockhausen

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シュトックハウゼン(1928~)が見た夢を実現した音楽らしい…ヘリコプター4台に1人づつ奏者を乗せて、飛行しながら弦楽四重奏を演奏させるというもの。(但し、CD録音はスタジオで行ったそうな。)演奏は現代音楽の演奏で有名なアルディッティ弦楽四重奏団。

で、実際に聴いてみると、ヘリコプターのプロペラの音がきこえる。しばらくして、弦楽器のトレモロの音が次々と鳴り出す。このトレモロが、プロペラの音の模倣みたいだ。時々ドイツ語で、”1!2!3!4!”(eins! zwei! drei! vier!)などと演奏者が叫ぶが、基本的にはずっとプロペラの音とトレモロが30分以上鳴り続けるというだけの音楽…

こんな夢をちゃんと実現できるなんて、素晴らしいな。音楽としては、どうかなちょっとどうかな??日頃の音楽に飽きて、変わったものを聴いてみたい人にはいいかもしれない…